五行大義(230)
私も「学びの途中」であることをご理解いただければと思います。したがって誤った理解もあるかもしれません。その際にはご指摘いただければと思います。また、内容については適宜集成・追加させていただきます。
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七政を論ず
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『石氏星経』天官訓解には、「角の二星は、蒼龍のはじめの上角であり、両つの角は天の道にへだたり、日月五星が運行するところである。だから角と名付けた。
亢を朝廷とするのは、王に答えて、それを天下に示し、早朝から夜遅くまで、天下のことを謀り諮うところである。だから亢と名付けた。
氏は表御殿やゆったりとする室である。だから氏と名付けた。
房は天子が終日いらっしゃるところである。だから房と名付けた。
心の前の一星を太子とし、中央を天使とし、後を庶子とする。人心が中央に位置し、身体の中心となっているようなものである。だから心と名付ける。
尾は東方、蒼龍のしりえにあるので尾と名付け、形に象ったものである。
箕は斗に近く、五穀をしき広めるのを象って、箕と名付けた。
斗は容量を測る器であり、爵や禄を斟酌し、その形は斗に似ているので、斗と名付けた。
牛は牛角を象っていて、七政の始であるので、牛と名付けた。
女は方正、裁割の様子を表し、婢妾(はしため)のようであるので、女と名付けた。
は耗である。その部分はがら空きであり、廟堂のようであるので、虚と名付けた。
危は室屋に似ていて、また墳墓のようでもあるので、危と名付けた。
営室には六星があって、離宮とされる。それは、宮殿に似ているので、室と名付けた。
壁は直立していて壁のようである。孔子が書物を壁にしまうのは、この意味に倣ってである。だから壁と名付けた。
奎は庫であり、兵器を主る。その形は庫の形をしていて、周密である。だから、奎は乖(そむく)である。兵が乖いたり違えたりすると、挙兵するのである。だから奎と名付けた。
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七政を論ず
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『石氏星経』天官訓解には、「角の二星は、蒼龍のはじめの上角であり、両つの角は天の道にへだたり、日月五星が運行するところである。だから角と名付けた。
亢を朝廷とするのは、王に答えて、それを天下に示し、早朝から夜遅くまで、天下のことを謀り諮うところである。だから亢と名付けた。
氏は表御殿やゆったりとする室である。だから氏と名付けた。
房は天子が終日いらっしゃるところである。だから房と名付けた。
心の前の一星を太子とし、中央を天使とし、後を庶子とする。人心が中央に位置し、身体の中心となっているようなものである。だから心と名付ける。
尾は東方、蒼龍のしりえにあるので尾と名付け、形に象ったものである。
箕は斗に近く、五穀をしき広めるのを象って、箕と名付けた。
斗は容量を測る器であり、爵や禄を斟酌し、その形は斗に似ているので、斗と名付けた。
牛は牛角を象っていて、七政の始であるので、牛と名付けた。
女は方正、裁割の様子を表し、婢妾(はしため)のようであるので、女と名付けた。
は耗である。その部分はがら空きであり、廟堂のようであるので、虚と名付けた。
危は室屋に似ていて、また墳墓のようでもあるので、危と名付けた。
営室には六星があって、離宮とされる。それは、宮殿に似ているので、室と名付けた。
壁は直立していて壁のようである。孔子が書物を壁にしまうのは、この意味に倣ってである。だから壁と名付けた。
奎は庫であり、兵器を主る。その形は庫の形をしていて、周密である。だから、奎は乖(そむく)である。兵が乖いたり違えたりすると、挙兵するのである。だから奎と名付けた。