豊川稲荷東京別院
※しばらくは、以前参拝した神社の記事を公開したいと思います。
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ふとしたことがきっかけで、知人と都内または周辺の稲荷巡りをすることになりました。今回はその記念すべき第1回目です。
この日は、生憎の空模様で、雨が降るかな、と思ったのですが、何とか天気がもってくれて傘を使わずに済みました。予定は、王子稲荷神社と豊川稲荷だったのですが、(王子稲荷神社の近くに)廣田神社があったので、そこにも足を運ばせていただきました。王子稲荷については、以前ご紹介させていただいたので、略させていただきます。
今回ご紹介するのは、豊川稲荷東京別院(以後、豊川稲荷)です。丸ノ内線の赤坂見附駅から歩いて5分ほどの場所に鎮座しています。ずっと前に1度参拝したことがあるのですが、お寺なのか神社なのかで悩んだ記憶があります(苦笑)。と言うのも、ここは曹洞宗の寺院である豊川稲荷妙巌寺(愛知県豊川市)の飛び地内境内なのです。お稲荷さんと言うと普通は神社なのですけどね。
縁起ですが、大岡越前守忠相が豊川稲荷から荼枳尼天(ダキニテン)を勧請し、屋敷稲荷として自邸で祀ったことに由ります。江戸時代には稲荷信仰が盛んであったため、毎月「午の日」と22日には自邸の門を開け、一般庶民の稲荷への参拝を許していたそうです。
その後、妙巌寺が信徒の要望に応じ、大岡邸の敷地の一部を借り受け、豊川稲荷の江戸参詣所を建立し、一般信徒も毎日参拝できるようになったそうです。これに伴い、大岡邸の屋敷稲荷は「奥の院」と呼ばれたそうです。その後もいろいろあったみたいですが、詳細はwikiを参照すると詳しく書かれています。必要に応じて参照してください。
大岡越前守と言えば江戸町奉行で有名で、旗本から大名へ取り立てられたことでも知られています。そこから、立身出世、盗難除けなどの効験で評判となったようです。明治以降の赤坂は料亭や芸者などが集まる花柳界が発展したということもあり、芸道を生業とする人々の信仰も増えているようで、境内にはジャニーズ事務所所属タレントの名前をはじめ、著名な芸能人の名前を多く見かけました。もしかしたら、会えるかもしれませんね(苦笑)。
さて、なぜお寺にお稲荷さんが...です。豊川稲荷の御祭神は荼枳尼天で、これはインドに起源を持つ神で、仏教の守護神として取り入れられた神です。平安時代中期頃に霊弧信仰と結びついたことにより、荼枳尼天と稲荷神を同一視する信仰となったようです。日本独自の信仰ですね。
個人的には鳥居をくぐった方が落ち着くので、そちらの方に自然と足が向いてしまいました(苦笑)。悪縁を断ち切る「叶稲荷」をはじめ、ユニークな境内社があるので、ゆっくり参拝してみるのもいいかもしれません。
参拝してご縁を結ばせていただきました。御朱印は以前いただいたので今回はいただきませんでした。
参拝日:2012/7/21
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ふとしたことがきっかけで、知人と都内または周辺の稲荷巡りをすることになりました。今回はその記念すべき第1回目です。
この日は、生憎の空模様で、雨が降るかな、と思ったのですが、何とか天気がもってくれて傘を使わずに済みました。予定は、王子稲荷神社と豊川稲荷だったのですが、(王子稲荷神社の近くに)廣田神社があったので、そこにも足を運ばせていただきました。王子稲荷については、以前ご紹介させていただいたので、略させていただきます。
今回ご紹介するのは、豊川稲荷東京別院(以後、豊川稲荷)です。丸ノ内線の赤坂見附駅から歩いて5分ほどの場所に鎮座しています。ずっと前に1度参拝したことがあるのですが、お寺なのか神社なのかで悩んだ記憶があります(苦笑)。と言うのも、ここは曹洞宗の寺院である豊川稲荷妙巌寺(愛知県豊川市)の飛び地内境内なのです。お稲荷さんと言うと普通は神社なのですけどね。
縁起ですが、大岡越前守忠相が豊川稲荷から荼枳尼天(ダキニテン)を勧請し、屋敷稲荷として自邸で祀ったことに由ります。江戸時代には稲荷信仰が盛んであったため、毎月「午の日」と22日には自邸の門を開け、一般庶民の稲荷への参拝を許していたそうです。
その後、妙巌寺が信徒の要望に応じ、大岡邸の敷地の一部を借り受け、豊川稲荷の江戸参詣所を建立し、一般信徒も毎日参拝できるようになったそうです。これに伴い、大岡邸の屋敷稲荷は「奥の院」と呼ばれたそうです。その後もいろいろあったみたいですが、詳細はwikiを参照すると詳しく書かれています。必要に応じて参照してください。
大岡越前守と言えば江戸町奉行で有名で、旗本から大名へ取り立てられたことでも知られています。そこから、立身出世、盗難除けなどの効験で評判となったようです。明治以降の赤坂は料亭や芸者などが集まる花柳界が発展したということもあり、芸道を生業とする人々の信仰も増えているようで、境内にはジャニーズ事務所所属タレントの名前をはじめ、著名な芸能人の名前を多く見かけました。もしかしたら、会えるかもしれませんね(苦笑)。
さて、なぜお寺にお稲荷さんが...です。豊川稲荷の御祭神は荼枳尼天で、これはインドに起源を持つ神で、仏教の守護神として取り入れられた神です。平安時代中期頃に霊弧信仰と結びついたことにより、荼枳尼天と稲荷神を同一視する信仰となったようです。日本独自の信仰ですね。
個人的には鳥居をくぐった方が落ち着くので、そちらの方に自然と足が向いてしまいました(苦笑)。悪縁を断ち切る「叶稲荷」をはじめ、ユニークな境内社があるので、ゆっくり参拝してみるのもいいかもしれません。
参拝してご縁を結ばせていただきました。御朱印は以前いただいたので今回はいただきませんでした。
参拝日:2012/7/21
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