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人はどのように生きたらよいのか(続き)

いくつかあるものの中から、比較的わかりやすいものをご紹介します。
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対面的胸中にて過去の人々を救済できうれば何人も罪からの解放宜しく。

過去に生き、過去に死した人々がすべての忘却から脱した時、人はすべての人間的価値を捨て去る。魂が永遠なることを悟り、今生に生かされたはおのれ自身の磨きであったこと、悟るであろう。

しかし、悲しいことに、悟りに追いつかぬ者達もいる。今世の欲に惑わされ、ひとりよがりの生き方で人を苦しめた者、悩む者達の心つかめず身勝手な振舞いで人を押し退けた者、制する者達の意見も聞かず暴徒と化した者、権勢欲にまみれた者、修羅のごとく人を惑わした者、生き方の違いで他を制した者等まだまだある。しかし、人は人それぞれに生き方、考え方の違いで幾重にも生き方を変える。人と交わることで互いの意見を修正し、人なりの生き方を探るもの。この形を整える迄は、幾多の文様があることであろう。この心につながる者達は良い。この心、持たぬ者達、すなわち人の心読めずして互いに牽制し合い自己の主張だけで他を惑わせ、おのれの我欲だけで生きる者達。この者達の一途さは良い。しかし、一途であるが故、他を苦しめることになる。この苦しみが幾多の試練にもつながる。

今世に生きて、この苦しみや悩みから解放されず、幾多の試練を越えてもこの苦しみが心に残る。悩み、苦しみの解決がなされぬ以上、どのように取り繕っても人として、人間として生きている限り煩悩の歪みからの解放はない。来世につながる道も、この人間の歪みによって憎しみが執着となって人世を苦しめる。死してなお今世への憎しみとなって現れる。個々の生命体がおのれの因果のため、生前の行い悔いることなく、おのれの行為のみで人をいたらしめて我身のことのみ考え、人知への行為に対して感謝が足りず、何人もさまよう霊人となる。

御霊を磨くことがこの世の精励でありながら、誰ひとり気付かず、家族共々あの世に送って安心いたしておる。人、人たることは、その者が生きた証として人世で暮らしたこと。この暮らしの中で生じた幾多の試練、悩み、苦しみからの解放の手伝い、生きること、生きたこと、すべての中に人生の哀歌をしのばせ、喜びも悲しみも共々に共有し、過ぎ去った過去に執着なきよう取りはからうのが人間の、人としての家族との関わりである。

誰ひとり知る由もない。まことの人の道とは、ただ生きて死するまでの短い人生に我が道行くだけが人生ではないこと、人との関わり、過去世とのつながりに生きているうちに気付き、先人達への思いゆかばして(*1)はじめておのれの人生もあることを。おのれの道がついた時、心残すことなく、執着することなく、因果応報巡ることなく計らうのが代々の勤め。未来への発展として、今、自分が気付き、苦しみの元なす原因が家族、親類縁者、過去に生きた人々の執着であったことに気付かれよ。醜いものである。自我の強さで人々を苦しめる者達は、おのれの罪に気付いてはおらぬ。

この世のことをあの世に持ち越し、苦しみの元とならぬよう。死してなお苦しみ多い者達がいること、この世に示して乱世に生き抜く者達への教示といたします。

関わりなきと思うであらばそれも由、人世のつながりが来世への命の灯であることをこの世に示したまで。知らぬ仏に念仏唱え、心砕いたつもりでいても、心が餓鬼の世界では何人も救われぬ。

戒めに残す。人世へのあたり(*2)。我関せずのことよりも、人世に生きる勤め果たすことなり。

(*1)イメージとしては先に逝った親族への思いやりと理解を持つこと。または、追憶の中に思い起こしてあげること。悲しみも苦しみも共有できる思いの中でのいたわり。

(*2)人間界へぶつける一言といった意味。
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core_dump

Author:core_dump

「AyajinSoft」の[Ayajin」ですが、今は昔、某所に派遣されていた時に、「怪しい人=怪人」と呼ばれたことがあり(オシロスコープなど、他の人が持っていないようなものを持っていただけなんですけどね)、なぜかこの音が気に入ってしまい、以来、この表記を使っています。

基本的に組み込み技術者です。一時期、iOSアプリの開発に従事していましたが、今後は制御系を中心にやっていこうと思っていますが、なにぶん相手のある話なので、組み込みや制御を中心に、アプリ寄りなところまで含めて幅広くやって行こうと思っています。

技術者なのですが、最近、いろいろなことに興味や面白さを感じるようになりました(ソフトウエア工学だけでなく、自然科学、人文科学、社会科学などなど)。それが高じて、現在、大学で哲学を中心に勉強しています。

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