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五行大義(258)

私も「学びの途中」であることをご理解いただければと思います。したがって誤った理解もあるかもしれません。その際にはご指摘いただければと思います。また、内容については適宜集成・追加させていただきます。
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治政を論ず
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金の気が事物に作用すると、城郭を修理し、垣根を修繕し、法則を明確にし、軍事をおさめ、官吏を戒め、不法を罰する。これらは、ともに金気に順い、威厳と粛殺の気によって行われるのである。金石を焼くことがなければ、秋(金・酉)に配当される白虎があらわれる。虎は金気を持つ獣である。(金石を傷わないと)喜ぶから出てくるのである。もし君主が財貨を貪り、戦いを好めば、民は咳や痙攣や鼻塞りを病む。鼻は肺に主られる。肺を病むから咳が出たり、鼻が塞がったりするのである。これらはともに、金気が疾を引き起こすのである。それで全身を毛で蔽われた動物や金石は常ならぬ状態となる。水の気が事物に作用すると、村里の門を閉じ、罪となるべきものを捕え、関所や橋を修理させる。これらは、ともに水気に順い、閉ざしかくすことを意味している。そして池の堤が壊れ、水が泄れ溢れるのを心配しなくてもよいのである。このようであれば、甘い味のある泉が湧く。思いが鳥や獣にまで及べば霊妙な亀(冬、北、水に配当される玄武)が現れる」とある。

五行大義(257)

私も「学びの途中」であることをご理解いただければと思います。したがって誤った理解もあるかもしれません。その際にはご指摘いただければと思います。また、内容については適宜集成・追加させていただきます。
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治政を論ず
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土の気が事物に作用すると、年老いた人を大切にし、独り者をあわれみ、両親や兄弟を思いやり、恵を施す。これは土の気が寛大で穏やかな、めぐみ深い徳に順うからである。また、土木工事を興さず、宮殿の秩序にけじめがあり、親戚への思いに秩序があれば、五穀はよくでき、穂の多くついた立派なイネが収穫でき、賢人・聖人が演って来る。これは土気に順うので、よいイネが実のである。また、(土気の)徳は大きいので、賢人・聖人がこのことを悦んでやって来るのである。もし、君主が淫りに楽しんで、節度がなく、親の年を考えなかったり、人民を困らせたりすると、民は内臓を病んだり、心(精神)を病んだりする。心と内臓は土の気に影響されr、気が調和していないので病気になるのである。また、賢人は隠れてしまい、すべての穀物は実らず、裸虫(人間)が災をなす。土の気が傷ついているので、農業がうまくゆかない。賢人はこのことを嫌い、現れないのである。人間は土気である。それゆえ、土気が傷つくと、異変を引き起こす。

五行大義(256)

私も「学びの途中」であることをご理解いただければと思います。したがって誤った理解もあるかもしれません。その際にはご指摘いただければと思います。また、内容については適宜集成・追加させていただきます。
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治政を論ず
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火気が事物に作用すると、国境を明確にし、田畑を整地する。立夏になると、賢人・善人を登用し、徳ある人に土地を与え、功績のあった人に褒賞を与え、使いを各地に派遣する。これらは、火気の導きに順い万物を育て養うのである。火をむやみに使わなければ、火は人の用途に順い、甘露が降り、鳳凰が来て、黄鵠が現れる。鳳凰は夏(火・南)に配当される朱雀と同類であり、これらは喜んで出現するのである。甘露・黄鵠はともに、子どもがその母親に祝を述べるようなものである。もし君主が邪悪で、詭弁にたけた人を登用し、肉親と親しまず、忠義な下臣を疎外し、規則を放棄し、婦人が政治を行うようになると、民は血腫を病み、国は無秩序になり、火気は災を起こし、冬に来るべき雁が来ず、鳥は不可解な行為をなし、火気はよき働きをしない。だから、鳥は変わった行為をしたり、悲しみや恐れをいだき、来るべき時にやって来ない。

五行大義(255)

私も「学びの途中」であることをご理解いただければと思います。したがって誤った理解もあるかもしれません。その際にはご指摘いただければと思います。また、内容については適宜集成・追加させていただきます。
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治政を論ず
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『春秋繁露』治順五行篇には、「木の気が事物に作用する時、気は大変濁り、青い色で、七十二日間続く。火の気が事物に作用する時、その気は大変陽性を帯びていて、赤い色で、七十二日間続く。土の気が事物に作用する時、その気は少し濁り、黄色い色で、七十二日間続く。金の気が事物に作用する時、その気はしっかり固まり、白い色で、七十二日間続く。水の気が事物に作用する時、その気は大変寒く、黒い色で、七十二日間続く。そして、木の気が事物に作用すると、慈しみを施し、経学の士を推挙する。立春になると、軽い罪人を呼び出して、出獄させて、足かせや手かせを取り除き、閉じた扉を開き、砦を開き、幼いみなし子をなぐさめ、独り者をあわれむ。これらはともに、春の施しに順っているのである。木を切らないで、恩恵が草木にまで行き届けば、朱草(瑞草)が芽生える。これは、詩人が歌っているように、周室の忠厚が草木にまで及ぶということである。木を切らないのは、天の陽気が万物を成長させる気に逆らわないようにしているのである。もし、君主が狩りをすることに節度がなかったり、酒にふけり、勝手気ままに振る舞い、賦役を繰り返し、民の農耕や収穫の大切な時を奪い、年貢を重くすれば、民は病気となり、発熱に見舞われ、足を患い、春気を傷つけることになる。それは、皆、木気に関連した病気なのである。

木気が傷つくと、春(木・東)に配当される青竜は深く隠れ、木気を受ける鳥や獣は懼れてあらわれない。しかし、悪しきものが出てきて、禍いをを起こす。鱗甲を持った唐物は金気を持っているので、木気を傷つけるのである。

五行大義(254)

私も「学びの途中」であることをご理解いただければと思います。したがって誤った理解もあるかもしれません。その際にはご指摘いただければと思います。また、内容については適宜集成・追加させていただきます。
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治政を論ず
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以上のようなことを政治というのである。孔子は「政治をするのに道徳によって行えば、北極星がじっと動かないでその場所にいて、多くの星がそれを中心に運行するように、人々はすっかり為政者に帰服する」と言っている。『大戴礼』には「君主は秩序の正しさの根本である。君主がいなければ、どのように秩序正しくすることができようか。そんなことはできない。また、よく五行の法則にのっとっていることを、道理にかなっっていると言う。これは寛大なことと厳しいことを水と火に例え、仁と義を金と木に例えるいわれである。春夏秋冬の順序に順って民を教化し、木火土金水の五材によって万事が行われる。このようにすると、人の力に任せても、道理は一つとなる」とある。
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Author:core_dump

「AyajinSoft」の[Ayajin」ですが、今は昔、某所に派遣されていた時に、「怪しい人=怪人」と呼ばれたことがあり(オシロスコープなど、他の人が持っていないようなものを持っていただけなんですけどね)、なぜかこの音が気に入ってしまい、以来、この表記を使っています。

基本的に組み込み技術者です。一時期、iOSアプリの開発に従事していましたが、今後は制御系を中心にやっていこうと思っていますが、なにぶん相手のある話なので、組み込みや制御を中心に、アプリ寄りなところまで含めて幅広くやって行こうと思っています。

技術者なのですが、最近、いろいろなことに興味や面白さを感じるようになりました(ソフトウエア工学だけでなく、自然科学、人文科学、社会科学などなど)。それが高じて、現在、大学で哲学を中心に勉強しています。

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